(アナトーリーさんの話は続く)
先住民の世界観について、多くの事柄を教えていただいた。
例えば…
個人の固有の歌
人間には個人の固有の歌がある。その歌は個人に所属するものではあるが、その人が死んでもその歌は残る。
その人がいないところでは、(本人のようにうまくは歌えないだろうが)他の人がその人の歌を歌っても許される。
また、その人が死んだら(火葬するが)、近親者がなるべく故人に似せて歌う。
そしてその人が苦しい状況に陥った時には、その歌はその人自身を励ます。
話者の少なくなったコリャーク語
コリャーク語がなくなると、動物や海の生物の声、鳥の声が聞けなくなる。それは単なる「音」になってしまう。
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