[2023.08.17 up]
お待たせしました
あいかわらず日本では(悔しさもあってか)ほとんどニュースにされていないが、8月22日には新通貨発行について南アフリカでのBRICSの首脳会議で発表があるという。各国間の貿易の非ドル決済もウクライナ戦争によって加速されたらしい。BRICSへの加盟希望国も増大しており、上海条約機構、一帯一路構想、ロシア・アフリカ首脳会議など、今やじりじりとアメリカ・イギリスそして日本の側が世界の少数派になろうとしている。なんとまあ、私も歴史の転換点に生きることができて、これは単純に喜ばしいことだ。
アメリカのドル支配が急激に崩壊していくことはないだろうが、それでも経済的にも軍事的にもアメリカは世界から後退せざるを得ない。言うまでもなく世界の覇権がアメリカからロシア・中国に移ることだ。提灯(ちょうちん)行列だね、これは。
こうなるまでには1917年のロシア革命からけっこう長かった。アメリカの支配が終わる終わると言われながら、それなりの延命措置で世界中で悪をなし続けてきたのが、わが宗主国アメリカ の資本家たち 笑
世界はアメリカンシステムでは解釈しきれない
わたしたちの現在の生活は程度の差はあれ多方面でアメリカのシステムや情報が土台にある。そしてまた政治的、経済的に日本はアメリカの属国として存在している。(具体的な例は省くが)ニューヨークに行ってもヨーロッパの各都市に行ってもそれほど驚くことはない。
しかし日本海を越えて大陸に行くと様々なシステムの違いに戸惑うことが多く、自分が馴れ親しんできたものが全世界で共通のものではないことを再認識する。これは当然のことでもあるが。
日本人は中・露に尻尾をうまく触れるだろうか
この点、私はまったく心配していない。というのも、歴史を見てみよう。前の戦争では「鬼畜米英」ということばが使われたようだ。そして戦争に負けると多くの日本人が突然アメリカに物心両面で隷従しだしたことはよく言われている。その習性からすればドルの価値が下がり、世界の覇権が中・露に移ると今度は大陸を向いてひざまずき、またもや鬼畜米英と言い出すだろう。
敗戦前までは英語は敵性語であり、野球のストライクは「よしッ」ボールは「ダメっ」と審判が叫んでいたらしい。だったら、そもそもアメリカのスポーツである野球などやるなよ。来るべき時代にはストライクを「ハラショー」とでも叫ぶのかな笑 でも中国語は発音が難しいし、ロシア語は格変化が厄介だから、英語は残しておいてください。