2017年10月4日の夕刻、新千歳空港からユジノサハリンスクに到着。ほんとうにあっという間に着いた。昨年カムチャツカに旅した時は、直行便はなく、ウラジオストックに1泊しなければならなかった。それを思うとあっけないぐらい近い。
古びた空港を出ると、みぞれ混じりの雨が降っていた。少し寒い。最初に乗ろうとしたタクシーには、乗車拒否された。あまりに値切ったせいだ(笑)。なんとか次のタクシーに乗り込み、一路ホテルに向かう。30分ぐらいでホテルに着いた。
勝手な思い込みだろうけど、この街のたたずまいがなんとなく柔らかな感じがする。北海道の延長みたいな雰囲気と、かつては日本の統治下にあったといった自分の中の距離感のせいかもしれない。
サハリンにも、アイヌ人をはじめ多くの先住民がいる。なかでもニブフ人はかつてギリヤークと呼ばれており、サハリンの主要な先住民である。北海道、サハリン、アムール川河口地方の広大な地域で、長期間にわたりアイヌや元と抗争と交流を繰り返し、日本の東北地方の情勢にも影響を与えたという[北の元寇]。
そのニブフ人の踊りと歌は、例えばカムチャツカの先住民の踊りと歌とはどのように共通しどのように異なるかを実際に見てみること。そう思い立って、ここまで来てみた。
とりあえず、明日からだ。
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