[2023.06.15up] 今はとても素敵な時代だ。自分を見つめるのには最適な時だ。
それというのも私たちをとりまく外の世界からは、さまざまな困難が押し寄せているからだ。もう手遅れかもしれない難題が一人一人に突き付けられている。
少し思い返してみれば、一々例を挙げるまでもないだろう。
確かに歴史上どんな時代でも、人が生き抜くということは、その時その時で大変なことであっただろう。
だが現在のように、ここまで世界的な規模と同時性をもって、人為的で悪意に満ちた事柄が私たち一人一人を襲うことはなかったのではあるまいか。
今では、長らく西欧社会で(表向き一応の)理想とされてきた「自由な個人」というあり方が、もうとっくに引っ込められてしまっている。
待ったなしの世界的な規模で、私たちはさまざまな軛(くびき)に絡められてしまっている。
誰がそのようなことを推し進めているのか?その背後勢力はさておき、とりあえず一次的にはわたしたちの暮らすこの国のさまざまな権力、とりわけ政治的な権力を操る者たちであろう。こうゆう輩たちによる
外の世界からの陰謀や攻撃には、きっぱりノーと意思を示し抵抗しなければならない。私たちの生存の可能性を脅かす連中には徹底的に反抗しなければならない。外の世界から押し寄せる困難についてはである。
しかしながら、ことはそのように単純ではない。本当の困難さは外の世界からの困難な状況をいかに私たち自身の成長に利用するかという内面の問題にある。
そしてダンスはその内的成長に最適なツールでもある。たかがダンスではあるが、食事に用いる箸でさえも使い方によっては武器になるのだ。
このことは長くなるから別の記事で書く。
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